僕を育ててくれたおじさんは、吐き気がするほど優しく、胸焼けしそうなほど甘かった。
実子じゃない僕をどこまでも可愛がったり。知り合いの人が旅立つ時は、その人の子供を――モロコを預かるとか言い出したり。
なけなしのお金で買ったお菓子は、全て僕とモロコに与えられた。朝夕の食事も、僕とモロコの器には多めに盛られるけど、おじさんはそんなことない。僕達が――子供ながらの僕達が、食べたくないといっておかずをわざと残した時じゃないと、おじさんのお腹はふくれなかった。嫌いだから残した物でも、好きだけど残した物でも、全部、「こんなに美味しいのに、残念だよ」と微笑みながら残飯を片付ける。僕達の気持ちには、多分、気付いていただろう。甘いながらにも聡い大人だったから。
貧しい町の町医者でしかないおじさんは、たまに、なけなしのお金で買った便せんで手紙を書いていた。僕が物心ついた頃から、おじさんと会えなくなるまでのおよそ13年間。たまに、それでいて、ずっと。
ある日、誰へ宛てた手紙か尋ねたことがある。おじさんは迷った仕草を見せてから「お得意様」と答えた。
続けて僕は、どのような人か尋ねた。するとおじさんは笑顔を引きつらせ「今は内緒」と人差し指を唇に当てた。疑わしいと思った。
手紙の宛先は海都アーモロード。氏名までは覚えていない。
当時の僕は、モロコのお父さんに関する手紙かな、とぼんやり考えた。
ずっと昔の大異変以降、アーモロードに突如現れた世界樹の迷宮。数々の冒険者がそれに挑みに行ったという。モロコのお父さんもそのうちの1人だったけど、迷宮内で消息が掴めなくなったらしい。
おじさんは隠しているつもりみたいだけど、モロコはそれを知っている。知っている上で、お父さんを探したいと言い出した。
僕は、危険な目に遭ってほしくないから反対した。反対し続けた。モロコのお父さんはそんなことを望んでいないはず。おじさんと僕と静かに暮らそう。僕はモロコに死んでほしくない。
だけど、反対はいつまでも続かなかった。
おじさんが、死んでしまったから。
* * * * * * * * * * * *
「……アユ。やっぱりさ、寝巻きはまずいんじゃない? ローブ着てても誤魔化しきれないよ」
「仕方がないさ。エーテル変換機を手に入れるのに随分と出費したから、少しでも節約しないと。ゾディアックに必要なのは外観や防御力じゃない。それなのに前衛で暴れるだけの脳筋には理解できないのだよ」
「そんな言い方しないの! そういうことばかり言っているから、どこのギルドも受け入れてくれないんだよ?」
「一概に僕のせいとも言えないだろう。非難するべきは、僕達を不必要扱いした腑抜け共だよ、モロコ」
「もーっ、私の話ちゃんと聞いてる?」
「ギルドに受け入れてくれるよう印象を変えるというのなら、君はもっと底の厚い靴を履いた方がいいんじゃないかな? ギルドによっては、胸パッドも必要かもしれないね」
「必要ない!」
顔を真っ赤にさせた反論が面白くて、失笑が出てきてしまった。
海都アーモロード。街道沿いのカフェテラス。もっとも安いコーヒーと、もっとも安い果実ジュースを注文した僕達は、今、向かい合う形で座っている。
気分を害したらしいモロコが頬杖を付きながら目前の蜜柑ジュースに視線を落とす。水滴で濡れたグラスが太陽に照らされ、きらりと光を反射した。
「……そりゃ、私は体の小さな女の子で、アユはよく分からないけどさ」
「お褒めに預かり光栄だね」
「褒めてない」
なかなか愛しい膨れ面に似つかわしくない、鮮やかな否定だった。
「……でもさ、3回尋ねて全部駄目ってなると、さすがに困っちゃうよ」
僕達が海都に到着してから早4日、その間に当たったギルドは全て断られてしまった。
曰く、ゾディアックもモンクも間に合っている。
曰く、新人は募集していない。
曰く、変人と幼女を入れるメリットがない。
どこの対応も冷たいもので、特に3番目のギルドにはうっかりモロコが蹴り技を披露しそうになったという。あとでその話を聞いた時は、蹴ってやればよかったのにと笑ってやった。僕は変人でも構わないが、モロコを幼女扱いする奴は消し炭になるべきだ。
「……どこかに、入れてくれる所ないかな」
「モロコのお父さんが所属していたギルドの関係者は?」
「探せばいるかもしれないけど、探し方は分からないよ。ギルドそのものはもうないんだし」
嘆息したモロコが、果実ジュースを口にする。それで喉を潤してから、ひとつ、ぽつりと付け加えた。
「おじさんなら、誰か1人とは通じていたかもしれないけど」
「おじさん…………」
唐突に脳裏をよぎった。大切なことが。自分がするべきことが。
足元のバックパックを拾い、外側のポケットから封筒を出してコーヒーの横に置き、バックパックを同じ場所へ戻す。そして顔を上げると、モロコが不思議そうに首を傾げている姿が見えた。
ちょっと可愛い。
「アユ、それは?」
「おじさんが最期に残した物のひとつだよ。僕達ではない誰かに用意された遺書……と、言えるかもしれないね」
「私達以外へ向けた遺書なら、他にもいくつかあったでしょ? 全部、郵便の人にお願いしたんじゃなかったっけ?」
「これだけは別さ。数々の手紙の中で、唯一、これだけが海都の人宛だったから。おじさんが亡くなったら、すぐ海都へ行くという話になっていただろう? 目的地と宛先が一致しているのだから、この手で直接、手渡したいと思ったのだよ」
「そっか。その宛先の人がどんな人か、手掛かりはあるの?」
「手紙といえば、名前と住所に決まっているさ」
封筒を裏返すと、目当ての情報が日に晒される。無論、僕は確認済みだが、モロコは初見に等しいはずだ。遺書を含めた遺品の整理は、ほとんど僕が済ませたのだから。
「……トビハゼ、さん?」
「聞いたことあるかい?」
「ううん。アユこそないの?」
「全くだ。――全く無縁の相手、という訳ではないみたいだがね」
「どういうこと? 占星術で見たの?」
「いや。星は人間と違って未来しか語れない」
僕がそう思ったのは、僕がトビハゼ氏を知らなかったからだ。
おじさんには幾人かの友人がいる。それぞれどのような人なのか、何気なく興味を持って尋ねたことがある。するとおじさんは嬉々とした様子で名前、特徴、魅力、個性を昔話のように語ってくれた。
その中に、彼の名前はなかった。
いつしかの日、海都アーモロードへ、お得意様に宛てた手紙。そのお得意様イコールトビハゼ氏だったなら、あの引きつった笑みにはそれなりな意味があったはずだ。
底抜けに前向きで、人の短所すら個性という長所として捉えるおじさんが話したがらない人間――ではないだろう。恐らく、僕に聞かせたくなかっただけだ。
だって、あの時の引きつった笑みは、僕が僕の両親について尋ねた時におじさんが浮かべた笑顔に――困った笑顔にそっくりだから。
それで無関係という方が考えられない。否、考えたくない。
「……アユ?」
視界にモロコが飛び込んできた、ような感覚。――実際は、僕の顔が反射的に上げられただけだが。
モロコが、神妙な表情でこちらを覗き込んでいる。果実ジュースは、既にない。
「どうかしたの? 何かぼーっとしていたけど」
「ああ、大したことはない」
否定してすぐ、カップの中のコーヒーを飲み干す。ぬるくなったコーヒーは、腹を温める熱も残していない。
「とりあえずその人物を探し出そう。手紙を渡して、あわよくば寝床の確保、もっと望むなら彼の所属するギルドに転がり込もうか」
カップを皿に戻し、手紙とバックパックを回収する。そしてゆっくりと席を立つと、続けてモロコも立ち上がった。
「その人が冒険者をやっているとは限らないんじゃないの?」
「もっと望むなら、と言っただろう。大丈夫、そこは僕も期待していない」
「……まあ、他に宛がないんだから、ここでうだうだ言っても仕方ないのよね」
「その通り。物分りがよくて助かるよ」
故意ににこりと笑いかけると、モロコも戸惑いを交えながらも笑みを返してきた。
やっぱり僕のモロコは可愛い。
* * * * * * * * * * * *
手紙に記された住所を頼りに歩いていたが、住宅街まで掴めばあとは簡単だった。そこで暮らしているらしい通りすがりの人間に「トビハゼさんの家はどこですか」とモロコが尋ねたら(最初は僕が行こうとしたが、人当たりが悪いからとモロコに制された。全く失礼な話だ)、通りすがりの人は丁寧に、道筋と、家の外観を説明してくれて、最後はご親切にも『気を付けてね』という言葉で見送ってくれた。
樹海の中でもないのに、何に気を付ければいいんだろうね。モロコがそう笑ったから、僕も笑ってああそうだねと形だけ肯定しておいたけど、内心は呆れて、呆れ返って、呆れ果てて、嘆息したい気持ちでいっぱいだった。勿論、呆れの対象は現状と少し前の僕であって、決してモロコに呆れた訳じゃない。
あり得ないと思っていたけど、昔話も自慢話もできないほどどうしようもない人間だという可能性は、案外高いのかもしれない。
教育に悪い人間ならできればモロコの視界に入れたくはないが、ここまで来たら引き下がれないのは確かだ。止むを得ず、回れ右の選択肢から強引に目を逸らして、目的の家を探す。
親切な人の情報が正しいのなら、住宅街から外れた位置にある、粗末でいながら派手な家がそこらしい。
粗末で派手とは矛盾――とまでは言わないが、まるでめちゃくちゃだ。粗末すぎて目が行くという意味で派手ならば何とか納得行くが、それならもっと他の表現方法があっただろうに。
しかし、実物を目にした時は、言葉通りだったと痛感してしまう。
一目でそれだと分かった。道中で見てきた建築物とは一線を画した、あまりにも粗末で、朽ちて、可哀想なほどぼろぼろで、嵐が海都を呑み込んだ際は抵抗する間もなく大破してしまいそうな小さな家。だがその外壁は、色鮮やかなペンキで飾られていた。無差別に塗りたくったかのようで、自由気ままに空を泳ぐ虹を描いたかのようで、不規則なのか規則的なのか判別し難い芸術が、粗末な建物を装飾していた。その鮮やかさといえば、また違う意味で、周囲の家々とは一線を画している。それも、遥かにだ。
粗末にして派手――まさにそのまんまじゃないか。
「気に入っただろう。俺が手掛けたんだからな」
聞き慣れない男の声が、斜め前方から聞こえた。そちらに目を遣ると、タオルを首に掛け、エプロンの上からウエストポーチを付けた眼鏡の男が、脚立を抱えて立っていた。――粗末で派手な家の出入口で、僕らを見据えて屹立していた。
見たことのない顔だ。当たり前だけど。
「あの、あなたがトビハゼさんですか?」
僕の脇で同じく外壁に見惚れていたモロコが、若干狼狽した声色で尋ねる。眼鏡の男は答える前に外壁の前まで移動して、運んでいた脚立を芸術に立て掛けた。
「そうだよ、小娘ちゃん。俺様がトビハゼだ」
誇らしげに自身を親指で示すその男は、手紙の宛先人と同じ名を持っていた。住所もほぼ一致となると、本人でほぼ確定だろう。
モロコを小娘ちゃん呼ばわりされるのは少々腹が立ったが、まあ、今それに触れても仕方がない。おとなしく本題に取り掛かろう。
「突然の訪問、失礼するよ、トビハゼ君。紹介が遅れたね。僕はアユ、こちらはモロコだ」
横目でモロコが慌てて一礼する姿が見えた。
眼鏡の男はさほど興味なさそうな相槌を入れる。気に留める必要もない小さな相槌だ。僕は構わず話を続けよう。
「ところで尋ねたいことがあるのだが、イスズミという男は知っているかい?」
久々に口にするおじさんの名前――イスズミ。
「イスズミ? 腹の中まで甘ったるい星好きな町医者のイスズミなら知っているが、そいつか?」
「ああ、そのイスズミだ」
そこで1拍呼吸を挟み、気持ちを整えてから、告げる。
「そのイスズミが、星になった」
想像していたよりも無感情な声が出た。僕の中で、おじさんの死が割り切れていたということだろうか。
隣のモロコが小刻みに震えている。視界には入っていないけど、気配で分かった。それに対して、視線の先に立つ眼鏡の男は、さほど驚いた仕草もない。あえて言うなら、空色の双眸が僅かに見開いているだけだ。
「――随分と早かったな」
全くもってその通りだよ。
肯定の意思を込めて、僕は頷いた。
* * * * * * * * * * * *
眼鏡の男は僕達を家へ招き入れずこともお茶の用意もしないで、外で封筒を開封し、壁にもたれて手紙を黙読していた。
待つしかできない僕とモロコは、ただ呆然、陶然と外壁の芸術を眺めている訳ではなく、むしろその逆で、赤レンガと同じ色のペンキを芸術の上から塗りたくっている。モロコは下方から、僕は脚立を使って上方から。どんどんと。美しい色を隠していく。
勿論、僕とモロコが言い出したことではなく、この作業は眼鏡の男が押し付けたものだ。「飽きたから潰したい。手伝え」となみなみとペンキが入ったバケツを差し出された時はさすがに理解できなかった。
一瞬でもあの芸術に魅入った心が、絶え間なく作業を妨害してくる。
一旦手を止めてモロコの様子を窺うと、どうやらあの子も似たような心境らしく曇り顔を浮かべている。否、もしかすれば芸術を消す後ろめたさではなく、トビハゼ氏に対する不安だろうか。まあ、どちらにしても、似たような心境には間違いない。
子供2人に労働を押し付け、壁にもたれて手紙を読む男だ。傍から見れば奴隷と主人になるんじゃないかな?
「お前らはさ」
おっと、主人のお喋りタイムだ。奴隷としては耳を傾けなければ。
「遠路はるばる俺様に手紙を届けに来るほど、あの男に恩を感じているのか?」
くしゃり。読み終わったらしい手紙を握り潰してポケットに突っ込みながら、男が僕を仰ぎ見た。おじさんの遺書をこうもやすやすと握り潰すとは、やはりどうしようもない人間らしい。だがここで素直に憤怒するのも癪だから、あえて笑って答えてやる。
「それぐらいの恩は感じているが、しかし、わざわざ君に手紙を届けるためだけに来た訳ではない。僕達は、世界樹の迷宮に挑みに来たのだよ」
「まじか」
「まじです」
モロコが刷毛を握った手を下ろし、しっかりと肯定する。声色から不機嫌な感情が滲み出ていた。
「色々と事情があって、どうしても迷宮に潜らなきゃいけないんです」
言葉を濁している。どうやら不信感を抱いているらしい。となると、このままこの男にすがるのはモロコにとっては好ましくない展開になるのか。僕としては、モロコが嫌がることは避けたいが……さて、どうしたものか。
「んじゃ、一緒にやるか」
………………ん?
「………………え?」
何かが落ちる音が聞こえたが、目線を動かす気になれなかった。
それほどまでに驚いた。こちらが仕掛けるより早く、希望通りの展開に転がっていったことが。一驚だった。驚愕だった。愕然だった。
男は首のタオルを頭に巻いてから、落ちていた刷毛(先ほどモロコが落としたようだ。音の正体もそれだろう)を回収し、ウエストポーチのベルトに差し込む。エプロンが刷毛に付着した塗料で汚れたが、まるでお構いなしらしい。
「今はちょいと休憩中だが、これでも一応、ギルドを持っているんでね。今の所は単身ギルドだが、別に新人お断りって訳でもねえ」
「……えと、すごく有り難い話ですけど……」
「俺様の持ちかけた話に不満があるとは、なかなか生意気な小娘ちゃんだな」
「モロコです」
「じゃあモロコちゃん。逆に聞くが不満点はどこだい?」
十中八九、君の人格だろうね。
だけど、優しいモロコは絶対にそれを口にしない。ほら、現に今も言葉を詰まらせている。
先にモロコが言った通り、これはすごく有り難い話だ。この絶好のチャンスを、人格への不満で投げ出すはずがない。モロコはそんなに物分りが悪い子じゃないからね。
それじゃあ、助け船を出そうかな。勿論、不満点を挙げる訳じゃないけれど。
「トビハゼ君。ギルドとして活動している間は、この素敵な家で寝泊りしても大丈夫かい?」
「ああ。つーか、そっちの方が都合いいだろ。レベルが高すぎてお前らには住み難いかもしれないがな」
「その辺に関しては大した問題じゃないさ。……ところで都合がいいと言えば、どうして出会ったばかりの僕達に、こんな都合のいい話をしてくれたんだい?」
寝床以上に気になっていた問題に、笑みを浮かべて触れてみる。
休憩中でありながら声を掛けるのか。新人を招き入れる単身ギルドとはちぐはぐじゃないか。ただの気まぐれでギルドを持っているのか。ギルドマスターの人格の問題でメンバーが集まらなかったか。ギルドマスターが仲間を選りすぐりしているのか。
いずれにしても、出会ったばかりの僕達にホイホイと持ちかける提案じゃないはずだ。意図が読めない。理解できない。
トビハゼ氏は考える仕草も見せずに、にたにたと笑った。
「特に意味はない。まあ、単なる気まぐれで納得してくれや。――ああ、あえて理由を挙げるなら、俺様の芸術に見惚れながらも、それを潰してくれているお前らを気に入ったのかもしれねえな」
……また随分といい加減な理由を。
軽薄を通り越して中身がない言動は果たしてどう掴めばよいのやら。こんな調子のギルドマスターの下に集まりたがる冒険者なんて、僕達のようなあぶれ者だけだろう。なるほど。単身だったのも頷ける。
さて、モロコはどう思っているかな。それとなく横目で確認してみると、ばったり目線が交差したのが分かる。
どうやらお互い、考えていることは似たり寄ったりらしい。10年近い付き合いで培った絆は伊達じゃないという訳だ。
――モロコ、僕は大丈夫だ。例えこの男が魔物でも、悪魔でも、僕はモロコがいれば大丈夫だし、モロコは僕が守ってあげよう。
間もなくモロコが、大きく頷いた。僕達に迷うことなんて、最初からなかった。
これも星の――星になったおじさんの導きなのかもしれない。そうだね、だったら、疑う余地などあるはずがない。
どこまでも甘い男は、嘘も罠も小さな悪戯でさえ、嫌っていたのだから。
「最後にひとつ、いいかい?」
脚立から飛び降りた僕は、着地してすぐトビハゼ氏に疑問をぶつける。
「かつて君だけだったギルドの、その名を教えてもらおうか」
トビハゼ氏は、今日一番の笑顔を浮かべた。にたにたとした嫌らしい笑顔だ。
「スカイレンド」
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